土屋公雄・田原唯之
毎日作品を作りましょう。
手と頭をフル回転させて。
五感を研ぎ澄まし、そして、あなただけが持ち得る第六感も駆使して。
自分の手から産み落とされるものには、自分自身の気持ちがよく表れます。
それは“今” に対する表れであり、また“過去” や“未来” とも密接に接続しています。
本年は、一つのテーマを設定しての授業は行いません。
こういった状況において、今、あなたの手から産み落とされるもの、言葉になる以前のカケラを、じっくりと見つめましょう。
そこには“あなた自身も気づいていなかったかもしれないあなた” が映し出せれます。
“何かを問う” ているのかもしれないし、“何かに応えている” のかもしれません。
そして、産み落とされたカケラを自分自身はもちろん、学生同士・教授・講師の皆で共有し、刺激しあい、さらに育てていきましょう。一つの大きなテーマに添うのではなく、各々のテーマをみつめ、それに沿った、表現をしていきましょう。
この授業では、何か特定の技を磨くのではなく、まずは原点である自分に立ち返ること。そしてあなたにしか産み出せないものを育み自立させていく場です。
美術・建築・デザイン・etc... 既存のジャンルや垣根にとらわれることなく、あなた自身の表現を見つめ直し、育み、そして拡張させましょう。
2020年度の土屋スタジオ学部4年生と大学院2年生による卒業・修了制作の作品紹介。
2020年度の土屋スタジオ活動風景の紹介。